今週のおすすめ記事(6月2日〜6月8日)

アゴラでは日々多くの記事を配信しており、忙しい方にはすべてを追うのは難しいかもしれません。そこで、今週の特に話題となった記事や、注目された記事を厳選してご紹介します。

政治や社会保障を中心に、国際情勢やビジネス、文化に至るまで多岐にわたる内容を網羅。各記事のハイライトを通じて、最新のトピックを一緒に深掘りしましょう!

投稿募集

自民・公明・立憲の三党は、基礎年金の底上げを含む年金法改正を、国会審議をほとんど経ずに短期間で可決。137兆円超の財源が必要とされる大改革にもかかわらず、密室協議により進められたことに疑問の声が上がっています。

【投稿募集】年金問題に関してご意見・ご投稿を募集します

【投稿募集】年金問題に関してご意見・ご投稿を募集します
自民・公明・立憲民主の三党は、年金法改正案の修正を密室で協議し、ほとんど国会での審議もないままわずか4日で衆議院を通過させました。政府原案では削除されていた「基礎年金の底上げ」も、立民の提案で突然復活。今後100年で137兆円超の財...

アゴラでは、今回の年金法改正を含め、日本の年金問題について、みなさまのご意見や提言を広く募集します。

あなたの声が、政治を動かす一歩になるかもしれません。皆さまのご投稿をお待ちしています。

原稿は、アゴラ編集部([email protected]にお送りください。

※投稿規定はこちら

政治・社会保障

小泉進次郎農相が備蓄米を迅速に放出した判断をめぐり、元農相や党幹部と対立しています。党内ルールを無視したとの批判に対し、小泉氏は緊急性を理由に反論。一方で、価格介入や市場への影響についても議論が起きており、農業政策の方向性を問う大きな対立構造が浮かび上がっています。

小泉進次郎農相、備蓄米放出の是非めぐり元農相と激突(アゴラ編集部)

小泉進次郎農相、備蓄米放出の是非めぐり元農相と激突
小泉進次郎農林水産大臣は6月1日、東京都内のスーパーを訪れ、政府備蓄米の店頭販売を視察しました。進次郎農相は、想定を超えるスピードで民間事業者が対応したことに感謝を述べ、今後も需要があれば備蓄米を追加放出する意向を示しました。 ...

「令和の米騒動」の背景には、戦前から続く社会主義的な農政の構造があると筆者は指摘します。農地改革はGHQではなく革新官僚の構想で、結果として小規模農業と農協が自民党の支持基盤となりました。この構造が今も農業の非効率や資本主義の未成熟を招いていると批判しています。

「令和の米騒動」をもたらした社会主義農政(池田 信夫)

Featured Video Play Icon
「令和の米騒動」をもたらした社会主義農政(アーカイブ記事)
最近のコメをめぐる騒ぎをみると、戦後80年たっても日本の農政は変わらなかったと痛感する。この背景には非効率的な小規模農業を温存する社会主義的な農政があり、その起源は戦前にある。経済産業研究所にいたときの元同僚の山下一仁さんと話した2014年...

小泉進次郎氏が主導する備蓄米放出政策は、古米中心で実効性に欠けると批判されています。米価高騰の根本は収量減と流通構造にあり、JA全農への批判は的外れ。小規模農家は直販で利益を得る動きも見え、農政改革の本質はJA叩きではなく、構造的課題の見極めにあると指摘されています。

進次郎米のイカサマ:JA悪者論は本質的でない(澤田 哲生)

進次郎米のイカサマ:JA悪者論は本質的でない
進次郎米(備蓄米)がようやく出回り始めたようである。 しかし、これは焼け石に水。進次郎米は大人気で、売り切れ続出だが長期的な米価の引き下げにはなんの役にも立たない。JA全農を敵視するような風潮にあるが、それに基づく改革はまったく本質的...

長妻昭氏が年金法改正案を「現役世代厚生年金カット防止法案」と称した説明は、基礎年金と厚生年金の関係や財源の構造を誤って理解したものでした。結果として、現役世代の厚生年金受給者が大きく損をし、負担は将来世代へと先送りされることになると筆者は批判しています。

「ミスター年金」長妻昭氏の年金についての致命的な計算違い(池田 信夫)

「ミスター年金」長妻昭氏の年金についての致命的な計算違い
年金法改正案は自民・公明・立民3党が審議1日で衆議院を強行突破したが、今週に入ってSNSで怒りの声が爆発した。 「電話が鳴りっぱなし」年金法案で立民に非難の嵐 「厚生年金の流用」イメージ払拭に躍起 立民が慌てふためくのも無理はない。...

東京都が発表した水道基本料金4か月無償化は、熱中症対策としての根拠や効果が不明確で、実際には選挙直前のバラマキだと筆者は批判しています。368億円の財源投入に対する費用対効果の検証がなく、都民への真の支援とは言えないと主張されています。

東京都の水道基本料金無償化“風”施策は選挙対策の「バラマキ」(上田 令子)

東京都の水道基本料金無償化“風”施策は選挙対策の「バラマキ」
令和7年夏にかけて想定される猛暑への対応として、東京都は、物価高騰による生活不安を背景に、都内の一般家庭を対象に水道基本料金を4か月分無償化する方針を突如として発表しました。 本施策は、家計の負担軽減を目的としたものとされており、...

筆者は、年金制度改革で「氷河期世代の救済」を掲げる立憲民主党の主張を批判しています。実際には厚生年金の積立金流用による制度維持が目的であり、世代間格差や財源問題が本質です。年金制度の抜本的見直しと再設計が必要だと指摘しています。

就職氷河期世代は「底上げ」が必要なほどカワイソウなのか(池田 信夫)

就職氷河期世代は「底上げ」が必要なほどカワイソウなのか
年金流用法案は、参議院で13日に採決することを前提に審議が始まったが、相変わらず立民党がでたらめな話を垂れ流している。泉健太氏のnoteは間違いだらけで総攻撃を浴びたが、訂正後も相変わらずナンセンスである。 先日のnoteの内容に誤り...

今週のVlogです。

給与明細に記された「労使折半」の社会保険料制度を「まやかし」と批判。会社が払っている分も本来は給与の一部であり、実質的には社員が負担していると指摘しています。また、会社員が納める高額な厚生年金保険料が国民年金に流用される現状に強い不満を示しています。

恐怖!まやかしの労使折半:給与明細に隠された真実(音喜多 駿)

恐怖!まやかしの労使折半:給与明細に隠された真実
本日は42歳IT系(転職3社目、3年目)の方から給与明細の提供をいただきました。 額面80万円を越えていても、天引きが22万円超で支給額は約58万円。25%を税と社会保険料で持っていかれます。 所得が高い方はさすがに額面上は所得...

消費税廃止は一見、手取りが増えるように見えますが、財源不足・インフレ・世代間不公平を招く危険な政策だと筆者は指摘しています。代わりに社会保険料の削減と制度改革を優先し、安定的で公平な税制度の構築が必要だと訴えています。

なぜ消費税廃止は愚かな政策なのか?(Murasaki@論文解説お兄さん)

なぜ消費税廃止は愚かな政策なのか?
2025年7月の参議院選挙を前に、各政党が「減税」を掲げて票を集めようとしています。 「消費税廃止!」 「減税で物価高に対抗!」 こんな耳障りの良いフレーズが飛び交い、世論もそれに乗せられているようです。 ...

2024年の出生数は68.6万人で過去最低を記録し、少子化の深刻さが浮き彫りになりました。政府の従来の対策は効果を示さず、財源のばらまきや制度拡張が逆効果との批判もあります。人口減少を前提に、社会保障制度の再設計が必要とされています。

日本の出生数、初の70万人割れの衝撃:少子化を加速させる少子化対策(アゴラ編集部)

日本の出生数、初の70万人割れの衝撃:少子化を加速させる少子化対策
厚生労働省は、2024年の日本人の出生数が68万6061人となり、1899年の統計開始以来初めて70万人を下回ったと発表しました。 前年より約4万1千人減少し、出生数の減少は9年連続です。合計特殊出生率も過去最低の1.15となり、少子...

日本は出生数が急減し、未曽有の人口減少時代に突入しました。少子化はもはや止められず、社会の持続性が根本から揺らいでいます。政府の施策は効果を上げておらず、「子どもを産んでいいのか」という空気が広がる中、悲観的な将来への備えが求められています。

日本という社会は存続可能か(篠田 英朗)

日本という社会は存続可能か
昨年の出生者数が、68万6,061人であったことが発表された。前年の72万7,288人から、実に4万1,227人もの減少数であった。 日本、消滅へ…出生数68万人ショック、人口91万人減の悪夢。もはや打つ手なしか? 年末にはこう...

国際・エネルギー

欧州ではイスラム過激派によるテロが相次ぎ、中世風の街並みにも鉄製バリケードやスライディングボラード(防犯柱)などの対テロ設備が設置され、景観が大きく変化しています。伝統保存と安全対策の両立が課題となる中、人々は常にテロのリスクを意識して生活しています。

過激派によるテロの増加で景観まで変わってしまった欧州(谷本 真由美)

過激派によるテロの増加で景観まで変わってしまった欧州
日本の人々はヨーロッパの街並みというのは中世のような石畳や建物が並んでいて異常にクラシカルでありロマンチックだというイメージを持っている方が多いかと思います。 都市部は第二次世界大戦中の空襲などで伝統的な街並みが焼けてしまった...

アメリカでは、大学助成金よりも電気工や配管工など実務的な技能職の育成に予算を振り向ける動きが強まっています。トランプ政権はハーバード大学への助成を削減し、職業訓練に重点を置く方針を推進。AI時代においては、代替できない手に職を持つ人材の価値が見直されています。

ハーバード大学の助成より配管工の育成に資金を回す時代の到来(アゴラ編集部)

ハーバード大学の助成より配管工の育成に資金を回す時代の到来
レビット大統領報道官が、5月27日のFOXニュースで「今のアメリカに必要なのは、電気工や配管工といった実務的なスキルを持つ人材であり、LGBTQ専攻の大学院生は減らすべきだ」と発言したことが話題になっています。 トランプ政権は...

G7サミット50周年を迎える今年、トランプ氏の影響力や国際的対立により共同声明すら危うい状況です。各国は対中・対露政策、戦争抑止、グローバルサウスとの関係など複雑な課題に直面しており、筆者はG7を「対話の場」として存続させる意義があると訴えています。

G7サミットは不要か?:トランプ大統領の暴走とそれに対する6カ国の防戦(岡本 裕明)

G7サミットは不要か?:トランプ大統領の暴走とそれに対する6カ国の防戦
6月15日から17日までカナディアンロッキー山脈のふもとになるカナナスキスでG7が開催されます。また今回のG7は1975年に初めて開催されてからちょうど50周年という節目にもあたります。世界のリーダーが民主的社会を作り出すために年に一度、議...

2025年の韓国大統領選で革新系の李在明氏が勝利し、日本の保守派内で評価が分かれています。反日・親北とされる一方、最近は日米韓協力を重視する発言も目立ち、政権発足後の方針は不透明です。若者世代の男女対立も浮き彫りとなり、韓国社会の分断が進んでいると分析されています。

次期韓国大統領・李在明氏の評価をめぐり日本の保守派が二分(アゴラ編集部)

次期韓国大統領・李在明氏の評価をめぐり日本の保守派が二分
2025年6月3日に行われた韓国大統領選挙で、李在明候補が勝利を収める見通しとなりました。政権交代です。 韓国大統領選挙速報: 李在明が金文洙を破る 世代間だけではなく、男女間でも投票行動が大きく変わるのが今の韓...

筆者は、米欧がウクライナ危機においてロシアの「バーゲニング力(交渉力)」を過小評価し、戦略的判断を誤ったと指摘します。軍事力・利害・決意の差を無視した結果、外交による戦争回避に失敗し、妥協拒否が戦火を招いたと論じています。歴史の教訓の誤用も危機を悪化させた要因とされています。

ウクライナ危機において「戦略の論理」に背を向けた米欧(野口 和彦)

ウクライナ危機において「戦略の論理」に背を向けた米欧
ウクライナ危機は、3年ほど前のロシアの侵略により、本格的な長期戦争へと悪化してしまいました。ここで解明されるべき重要なナゾは、なぜ関係各国とりわけキープレーヤだったアメリカが危機管理に失敗してしまったのか、ということです。その1つの...

アメリカでは、トランプ氏の掲げる「大きな美しい法案(OBBBA)」が議論を呼んでいます。減税と歳出削減を両立させる狙いですが、巨額の財政赤字と債務上限問題に直面し、現実は綱渡り状態です。マスク氏との対立も注目され、トランプ政権の将来を左右する重要局面といえます。

綱渡りが続くアメリカの財政とトランプ政権の命運(篠田 英朗)

綱渡りが続くアメリカの財政とトランプ政権の命運
イーロン・マスク氏とトランプ大統領の罵倒合戦が、大きな話題だ。週刊誌ネタのゴシップ記事のように扱われているが、事の発端は、米下院を通過した「One Big Beautiful Bill Act」(OBBBA)(一つの大きな美しい法案...

筆者は、気象庁の気候変動レポートが「気候危機」を強調しすぎ、観測とシミュレーションの混同、都合の悪いデータの省略など印象操作が見られると批判しています。特に大雨や台風、海水温などのデータの扱いに問題があり、科学的中立性が損なわれていると警鐘を鳴らしています。

気象庁は気候危機だという印象操作を止めるべきだ(杉山 大志)

気象庁は気候危機だという印象操作を止めるべきだ
気象庁は毎年気候変動監視レポート(以下、レポート)を出している。これまでは冊子がメインだったが今年からウェブ版のみとなった。 このレポートは「気候変動に関する観測・監視をする」となっている。ところが、とにかく気候危機を...

中国製の太陽光発電用インバーターに、遠隔操作で停止可能な通信機能が組み込まれていたと報道されました。これにより、大規模停電のリスクが現実的なものとなりつつあります。利便性の裏にある制御権限の所在が、重大な脅威になりうると筆者は警告しています。

中国製インバーターのヤバすぎる実態とは?(尾瀬原 清冽)

中国製インバーターのヤバすぎる実態とは?
2025年5月15日、ロイター通信は「中国製インバーター(太陽光発電の電気を送電系統に接続する装置)から、製品仕様書に記載されていない通信機器が発見された。遠隔操作によってインバーターを停止させ、送電を遮断することも可能だ」と報じ、...

ビジネス・IT・メディア

「学歴不問」を掲げる企業が多い一方で、実際には特定大学以外を排除する「学歴フィルター」が存在し、多くの学生がその現実に落胆しています。説明会の予約制限や内定者の偏りが問題視され、透明性のある採用と就活の構造的見直しが求められています。

学歴不問は嘘だった?企業が隠す就活フィルターに学生絶望(尾藤 克之)

学歴不問は嘘だった?企業が隠す就活フィルターに学生絶望
例年、就活シーズンになると様々な課題が浮き彫りになる。就活支援会社は「ミスマッチの軽減」を掲げ、企業側も「より良い人材確保」を目指して試行錯誤を続けている。しかし、現状のシステムには根深い構造的問題が存在することも直視すべきだ。 ...

大企業は高収入・社会的信用・大規模プロジェクトなどの利点がある一方、環境の変化に弱くなるリスクもあると筆者は指摘しています。真の安定とは「自分でどこでも価値を生み出せる力」であり、キャリアを自分で磨き続ける姿勢こそが、変化の時代を生き抜く鍵だと論じています。

大企業に入ると安定どころか逆に弱くなる(黒坂 岳央)

大企業に入ると安定どころか逆に弱くなる
黒坂岳央です。 「大企業に入れさえすれば勝ち組」という感覚を持っている人は未だに少なくない。だがそんな昭和時代の感覚は実態とはそぐわず、音もなく瓦解している。むしろ、個人的には「大企業に長く身を置くことで、元々のサバイバル能力を削ぐ可...

山小屋の不便さは登山客には受け入れられてきましたが、一般旅行者にとっては不満の種でした。星野リゾートはその「少数派の不満」に着目し、Wi-Fi・シャワー完備の快適な登山者向けホテル「LUCY」を展開。市場の隙間を突いた新規事業として注目されています。

自然は豊かだけど宿泊体験は最悪。そんな山小屋の大変革(永井 孝尚)

自然は豊かだけど宿泊体験は最悪。そんな山小屋の大変革
観光関係者とお話しすることが多いのですが、よくこんなお悩みをお聞きします。 「うちは、辺鄙なところにあるんです。交通の便が悪いので、お客が来ないんですよね」 しかし「辺鄙なところにある」と言う弱点は、引っ越さない限り変え...

筆者は新卒採用を「茶番劇」とし、企業は学歴を重視し、学生は本音を偽ると指摘します。「自己分析」は実質的に意味がなく、真に評価されるのは客観的な実績です。就活は理不尽なものであり、結果にこだわらず柔軟なキャリア観を持つべきだと提言しています。

就活の不都合な真実?自己分析は時間の無駄である(尾藤 克之)

就活の不都合な真実?自己分析は時間の無駄である
新卒採用は、毎年同じ脚本で上演される茶番劇です。企業は「多様な人材を求めています」と言いながら、実際は同じような大学の同じような学生を採用し、学生は「御社の理念に共感しました」と心にもないことを言います。 新卒採用という茶番劇の真...

SNSで注目される「海外移住は合理的」という主張に対し、筆者はその情報にはバイアスがあると警告します。言語、ビザ、職歴など高い参入障壁があり、生活費やAIの影響も無視できません。成功には「日本で勝ってから移住する」戦略と現実的な準備が必要だと述べています。

「日本脱出→海外移住」は本当に合理的なのか?(黒坂 岳央)

「日本脱出→海外移住」は本当に合理的なのか?
黒坂岳央です。 「日本はもうオワコン国家なので家族ごと海外移住をしよう」 「海外なら日本より稼げるから合理的」 このような言葉がSNSを帯幕し、それを支持する声をよく見る。だが、本当に言葉通り合理的なのだろうか? ネット...

小泉進次郎農相が「備蓄米にビンテージ表示を」と述べたとする毎日新聞の記事に対し、本人が否定し波紋が広がっています。実際の質疑では「ビンテージ」という言葉は使われておらず、報道の信頼性や印象操作の疑いが指摘されています。報道機関の責任が問われる事態となっています。

毎日新聞が小泉進次郎農相の話を捏造?(アゴラ編集部)

毎日新聞が小泉進次郎農相の話を捏造?
5日の衆院農林水産委員会で、放出した政府備蓄米について、小泉進次郎農相が、何年産かわかるように「ビンテージ表示」されることが望ましいとの考え方を示したという毎日新聞の記事を、進次郎農相自身が否定するという「事件」が発生しました。 ...

AIの進化は、単純作業の効率化だけでなく、専門職の雇用まで脅かしています。筆者は、経営者にとってAIは有利な存在だが、従業員には雇用削減やスキル格差をもたらすと指摘。現代の急激な変化に人間が適応するのは困難であり、技術の進化が雇用構造を大きく変える時代に入ったと警鐘を鳴らしています。

AIはやっぱり仕事を奪うのか?:経営者にますます有利な経済構造に(岡本 裕明)

AIはやっぱり仕事を奪うのか?:経営者にますます有利な経済構造に
AIが仕事を奪うのかという話はだいぶ前に何度か話題を振ったことがあります。あれからAIが我々の日常生活により浸透してきたこともあるので、久々に本件についてもう一度考えてみたいと思います。 少し前にマイクロソフト社がエンジニア6...

科学・文化・社会・一般

加藤典洋は、日本の憲法9条を「特別な戦争放棄」と批判し、他国と同様な「普通の戦争放棄」への転換を提案しました。護憲派も改憲派も一貫性に欠け、共に国内向けの論理に終始していると指摘。平和主義の「特別化」から「普通化」への移行が今後の課題だとしています。

加藤典洋による、もうひとつの「普通の国」論(與那覇 潤)

加藤典洋による、もうひとつの「普通の国」論
2019年だと思うが、『永続敗戦論』の白井聡さんと話していて、「加藤典洋は『敗戦後論』を、北岡伸一に読ませたくて書いたのでは」なる噂を聞いたことがある。もちろんあくまで憶測で、白井氏にも確かな証拠があるわけではなさそうだった。 ...

自由が丘の人気居酒屋「旬炉 あわい」は、予約困難な隠れた名店です。新鮮なお造りや炭火串焼き、自家製ドレッシングのあわいサラダなどが好評。ライブ感のあるカウンター席、心配りのある接客、最後のウコン茶のサービスまで、訪れるたびに満足できる体験が魅力です。

教えたくないけど教えたい…自由が丘の絶品居酒屋:旬炉 あわい(出口 里佐)

教えたくないけど教えたい…自由が丘の絶品居酒屋:旬炉 あわい
出口里佐です。 本日は、自由が丘で大人気で予約が取れない、本当は教えたくない居酒屋『あわい』をご紹介します。 旬炉 あわい 自由が丘 こちらは、自由が丘駅から徒歩で10分ほど、賑やかな駅近くの中心部から少し...

「ミスター・プロ野球」長嶋茂雄氏の訃報に際し、筆者は若き日の記者時代に彼とのインタビュー機会を逃した経験を回想しています。思い出と後悔が交差する中で、著名人との出会いの貴重さと、記者としての心構えの大切さが静かに語られています。

「長嶋さん」とスポーツ記者時代の落胆(長谷川 良)

「長嶋さん」とスポーツ記者時代の落胆
「ミスター・プロ野球」と呼ばれ、戦後の日本人に大きな感動と喜びを与え続けた、文字通り戦後最大の英雄、長嶋茂雄さんが亡くなった。89歳だった。日本のメディアだけではなく、ドイツ民間放送ニュース専門局ntvやオーストリア国営放送(ORF)でも長...

東京・虎ノ門で開催中の「デザインあ展neo」では、「動詞」をテーマに日常生活の行為を通してデザインの本質を学べます。展示は五感を使った体験型で、子どもから大人まで楽しめる内容です。デザインが身近なものであると再認識できる展覧会です。

生活の中のデザインを知る:デザインあ展neo 行ってきた。(ミヤコ カエデ)

生活の中のデザインを知る:デザインあ展neo 行ってきた。
5月23日。福岡から飛行機でひとっとび。東京に来ました。 用事は夕方からあったのですが、それまでにはまだ時間があります。 その時間を利用して行ってみたかった芸術展に行くことにしました。 それは「デザインあ展 neo...

筆者は、トランスジェンダー関連の言論を巡る「差別」クレームが、学会や団体の言論自由を脅かしていると警鐘を鳴らします。外部からの圧力に屈し検閲に走ることは、真の多様性の否定であり、個人の意見と組織の立場を区別する姿勢が必要だと訴えています。

「差別だ!」というクレームが所属先に届いたら、どう対応すべきか(與那覇 潤)

「差別だ!」というクレームが所属先に届いたら、どう対応すべきか
先月にトランスジェンダリストたちが、既存の学会を ”乗っ取ろう” とする企てについて書いた。調査して「差別的な企画ではなかった」との結論が出た分科会を、気に入らないから「やっぱり差別だ!」とネットで叫び、その場にいない・調査もしない...