今週のおすすめ記事(6月8日〜6月14日)

アゴラでは日々たくさんのニュースをお届けしていますが、「忙しくて全てをチェックしきれない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで、今週の数ある記事の中から特に反響の大きかったトピックを厳選。政治・社会保障から国際情勢、ビジネスまで、いま知っておくべき記事を凝縮してピックアップ。週末の振り返りや、知識のアップデートにぜひご活用ください。

お知らせ

【アゴラセミナー】7月3日開講!池田信夫「AI革命はビジネスをどう変えるか」

アゴラセミナー「AI革命はビジネスをどう変えるか」7月3日から
テクノロジーの世界では「**革命」というバズワードが使われることが多いが、チャットGPTに始まる生成AI(大規模言語モデル)は、1990年代のインターネット以来の革命といっていいでしょう。インターネットは通信の国境を超え、企業をグローバル化...

生成AIの進化は、1990年代のインターネット以来の革命をもたらしている。ホワイトカラーの失業や「AIレイオフ」は本当に避けられないのか——。

ドットコム・バブルの歴史から最新動向まで、AIとビジネスの現実を徹底分析。

■ 7/3〜(毎週金曜日、全12回)
■ 19:00〜20:45(Zoomオンライン)

講師は池田信夫アゴラ研究所所長。
AI革命による勝者と敗者を見極め、「AI氷河期」から身を守り生き残るための現実的な戦略を考えます。

▶ 申込はこちらから

7月3日開講-アゴラセミナー2026年7月期「AI革命はビジネスをどう変えるか」お申込フォーム
お申込みは、本フォームによるエントリー後、下記弊社銀行口座ご入金またはクレジットカード決済により、手続完了として入金順に申込受付確認メールをお送りいたします。インターネット受講のみです----7月中はお申込み可能ですが、7月1日水曜日までに...

みなさまのご参加をお待ちしています!!

政治・経済・社会保障

高市首相陣営の中傷動画疑惑をめぐり、文春が公設第一秘書と動画作成者のZoom音声を公開したことで、国会答弁との整合性が問題化しています。音声確認や秘書への事実確認をめぐる答弁も曖昧で、疑惑はネット工作から首相の説明責任へ発展しています。

「中傷動画」が虚偽答弁疑惑に発展:非を認めない姿勢に批判が集中(平河 邦夫)

「中傷動画」が虚偽答弁疑惑に発展:非を認めない姿勢に批判が集中
高市早苗首相の陣営が、自民党総裁選や衆院選で対立候補らを中傷する動画を作成・拡散していたとされる問題が、単なるネット工作疑惑にとどまらず、国会答弁の信頼性を揺るがす事態に発展している。焦点になっているのは、高市氏がこれまで「自分も秘書も面識...

5月の企業物価指数が前年比6.3%上昇し、インフレ圧力の強まりが鮮明になりました。政府はガソリン・電気・ガス補助金で物価を抑えていますが、根本解決を先送りしているだけだと指摘。日銀の利上げ遅れと財政出動頼みが、円安とスタグフレーションリスクを高めています。

企業物価6.3%上昇で露呈する日銀金融政策と政府物価対策のちぐはぐ(アゴラ編集部)

企業物価6.3%上昇で露呈する日銀金融政策と政府物価対策のちぐはぐ
日銀が10日に発表した5月の企業物価指数は前年比6.3%上昇となり、4月の5.3%からさらに加速した。23年3月以来約3年2カ月ぶりの高水準で、民間予想も上回る。原油価格の高騰が石油関連製品や化学製品などに波及し始めた実態を示しており、実質...

皇位継承をめぐる政府案について、国民の多くが「愛子天皇」を支持する中で、旧宮家の男系男子を養子に迎える案を進めることに疑問を呈しています。男系継承ルールの歴史的背景をたどりつつ、養子案には法の下の平等など憲法上の問題があると論じています。

「愛子天皇」をつぶす男尊女卑の養子案は憲法違反(池田 信夫)

皇位継承をめぐる「立法府の総意」案について、男系派・女系派のどちらにも100%満足ではない妥協こそ議会政治の知恵だと評価。女性皇族の身分保持と旧宮家養子案を組み合わせ、将来の選択肢を残した点を前向きに論じています。

皇位継承:「国会の総意」は議会政治の良いお手本だ(八幡 和郎)

皇位継承:「国会の総意」は議会政治の良いお手本だ
皇位継承問題について、衆参両院の議長・副議長は8日、「立法府の総意」案を取りまとめ、各党・各会派に報告した。10日の会議では、仕切り役の森英介衆院議長(自民党)が意見を求めたのに対し、前回までに自民や日本維新の会、中道改革連合など7党派が賛...

現憲法下の天皇は、男系男子の血統ではなく、非権力的な国民統合の実践によって支えられてきたと指摘。皇室典範に残る旧制が女性皇族を皇室から排除し、皇室縮小を招いたとして、愛子さま・悠仁さま・佳子さまを軸に象徴天皇の伝統を継承できる制度改正を求めています。

皇位継承をめぐる視座:象徴天皇の伝統を守る(小山 正篤)

皇位継承をめぐる視座:象徴天皇の伝統を守る --- 小山 正篤
海外在住ながら、一日本人として、浅学非才を承知の上で、意見を述べたい。我々の憲法は、その第1章・第1条に天皇の地位を定める。「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」である、とする。なぜ国民主権をうたう憲法が、天皇から始まるのか。それは日本国...

愛子さまは男系女子ですが、現行の皇室典範は「男系の男子」にだけ皇位継承を認めているため、このままでは天皇になれません。記事は、国会が皇室典範を改正し、女性・女系継承を認めなければ、将来の皇位継承は不安定になると説明しています。

愛子さまは天皇になれないの?(金尾 泰之)

愛子さまは天皇になれないの?
今、国会では皇室典範こうしつてんぱんという法律の改正に向けた「安定的な皇位継承こういけいしょうをめぐる協議」が行われており、議論は山場を迎えています。ところが、世論調査よろんちょうさでは「愛子さまが天皇になる」と考える声が多数派なのに、国会...

皇位継承をめぐる正副議長の取りまとめ案は、女性皇族の身分保持と旧宮家男系男子の養子案を「了」としました。しかし天皇陛下の「国民の理解」発言、野党の反発、与党で制度設計を詰めるという維新側の説明により、法制化前から国会の迷走が露呈しています。

皇位継承をめぐる「正副議長とりまとめ案」でまとまらない国会の迷走(池田 信夫)

皇位継承をめぐる「正副議長とりまとめ案」でまとまらない国会の迷走
皇位継承をめぐる国会論議が、また迷走している。衆参両院の正副議長が示した「取りまとめ案」は、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案と、旧11宮家の男系男子を養子として皇族に迎える案の2案を「いずれも了」とし、政府に法制化を求める内容だ。6...

円安が再び1ドル160円台に迫る中、政府・日銀による為替介入の可能性を検討しています。介入は一時的な効果にとどまりやすく、米金利の高止まりや日本の金融政策、財政不安といった円安の根本要因が変わらなければ、流れを反転させるのは難しいと論じています。

1ドル160円台:また為替介入はあるのか(東 慎太郎)

1ドル160円台:また為替介入はあるのか
外国為替市場で再び円安が進み、1ドル160円台となっている。市場では「また政府・日銀による円買い介入があるのか」という警戒感が高まっている。介入前の水準に戻ったロイターは6月初め、円が1ドル160円近辺まで下落し、日本政府が投機的な動きに対...

円安はGDPや企業利益、税収を押し上げる一方、家計や中小企業、年金生活者には物価高として重くのしかかります。筆者は1ドル120円と160円を比較し、国全体の数字では円安が有利でも、国民生活には円高の方が楽だと整理しています。

円安と円高、どちらが国民生活にはいいのかをきちんと精査する(永江 一石)

円安と円高、どちらが国民生活にはいいのかをきちんと精査する
「円安のほうがメリットが大きい」という主張は、経済学者のあいだでは多数派ではありません。自分もそう思います。ただ「少数派=間違い」というわけでもなくて、どの指標で日本を見るかによって答えがひっくり返るんですね。そこで今回は、1ドル=120円...

日銀の植田総裁が金融政策決定会合を前に入院し、利上げ判断をめぐる市場の不透明感が高まっています。高市政権の積極財政・低金利志向と、円安・物価高に対応したい日銀の正常化路線が交錯し、中央銀行の独立性や国債市場の信認が問われる「日銀政局」が浮上しています。

植田総裁入院で浮上する「日銀政局」:利上げをめぐる高市政権との暗闘(平河 邦夫)

植田総裁入院で浮上する「日銀政局」:利上げをめぐる高市政権との暗闘
日銀の植田和男総裁が入院し、6月15、16日に開かれる金融政策決定会合を欠席する見通しとなった。日銀によれば、病名は肝嚢胞感染症で、入院期間は2週間程度。入院中もリモートワーク環境を通じて公務を行い、会合には書面で意見を提出するという。会合...

日本維新の会が自民党に、70歳以上の医療費窓口負担を現役世代と同じ3割にする改革案を提案しました。高齢者医療費の膨張を抑える狙いですが、保団連は受診控えや命の格差を招くとして強く反発。世代間公平と医療アクセスの両立が問われています。

維新が自民に医療費「70歳でも3割自己負担」を提案:保団連は怒り心頭(アゴラ編集部)

維新が自民に医療費「70歳でも3割自己負担」を提案:保団連は怒り心頭
自民党と日本維新の会の社会保障改革協議で、維新が医療費の自己負担3割対象を段階的に拡大する案を示した。この提案は、70歳到達世代の負担割合を現役並みに維持する内容であり、持続可能な制度構築に向けた必要な一歩となるか注目が集まっている。医療費...

国際・エネルギー

ポストリベラリズムの論客デニーン教授の講演を紹介。アメリカでは左右のリベラリズムが共同体や家族、地域経済を壊し、一般市民の絶望がトランプ現象を生んだと分析しています。日本社会には、かつてのアメリカが持っていた自治や公共精神の手がかりが残ると指摘しています。

リベラリズムはなぜ失敗したか:デニーン教授が語る「失われたアメリカ」(アゴラ編集部)

リベラリズムはなぜ失敗したか:デニーン教授が語る「失われたアメリカ」
ポストリベラリズムを代表する論客、パトリック・デニーン米ノートルダム大学教授が2026年6月4日、日本記者クラブで講演した。シリーズ「トランプ2.0」の第17回として開催された今回、デニーン教授はポストリベラル社会の構想とトランプ後のアメリ...

イラン情勢をめぐり、核使用リスクはロシアやイランだけでなく、米国を含む大国にも広がっていると指摘。特定の国や指導者を悪魔化するだけでは本質を見失うとして、日本も戦後的な平和観を問い直し、歴史や古典から暴力と国家の現実を考えるべきだと論じています。

いま「核使用」に最も近い国はどこで、日本はどう向きあうのか(與那覇 潤)

いま「核使用」に最も近い国はどこで、日本はどう向きあうのか
イラン戦争の混迷はいよいよ、ぼくら日本人のなじんだ世界の "終わり" を証明したようだ。TVで見る専門家たちの多くが、米国(とイスラエル)が軍事力で圧倒する展開を前提に論じてきたが、事実としてそうなっていない。ぐだぐだと続く停戦交渉でも、「...

対立には健全なものと不健全なものがあり、敵を「悪」と決めつける姿勢は事実確認や対話を妨げ、抑止失敗を招くと指摘。軍事力だけで相手を思いとどまらせる発想には限界があり、敵の意図や認識を理解する努力こそ戦争回避に不可欠だと論じています。

「悪い対立」が戦争を招く:抑止失敗を避けるために(野口 和彦)

「悪い対立」が戦争を招く:抑止失敗を避けるために
皆さんは、「対立」=「悪いこと」と思い込んでいないでしょうか。国際関係のみならず人間関係でも、そこでの対立には悪いものがある一方、善いものもあると考える人は、珍しいのではないでしょうか。そんな常識をくつがえして、対立には「善いもの(健全なも...

西ドイツを震撼させた極左テロ組織RAFの歴史と、元メンバーのダニエラ・クレッテ被告への判決を紹介。法廷に支持者が詰めかけ、元テロリストを英雄視する光景を通じ、犠牲者を置き去りにした倒錯した左翼ロマンを批判しています。

ドイツ赤軍の亡霊:元テロリストを英雄視する倒錯(川口 マーン 惠美)

ドイツ赤軍の亡霊:元テロリストを英雄視する倒錯
RAFとはドイツ赤軍のことだ。当初は、第1世代の首謀者2名の名をとって「バーダー・マインホフ・グループ」と呼ばれていたが、日本赤軍に感化されて改称したという。1960年代終わりから活動を開始し、1970年代の初めには、日本赤軍と同時期にメン...

政府試算では安価に見える事業用太陽光も、釧路湿原のような自然資本の損失を含めると評価は変わると指摘。湿原の生態系サービスを費用換算すると約9.4円/kWhが上乗せされ、発電コストはほぼ倍増します。脱炭素の名で自然を壊す矛盾を批判しています。

湿原破壊を費用換算するとメガソーラーのコストは倍になる(杉山 大志)

湿原破壊を費用換算するとメガソーラーのコストは倍になる
政府の発電コスト試算を見ると、2040年のモデルプラント方式では、事業用太陽光は比較的安価な電源として示されている。下の図は、政府の発電コスト検証ワーキンググループによる2040年試算の結果である※1)。この図だけを見ると、メガソーラー(図...

日本の気候政策は、IPCCの前提を疑わないまま脱炭素を進める単線構造に陥っていると指摘。国会や官僚、学界、メディアが異論を排除し、再エネのコストやエネルギー安全保障への影響を十分に検証していないと批判しています。

日本の気候政策は「IPCC前提の単線構造」に陥っていないか(室中 善博)

日本の気候政策は「IPCC前提の単線構造」に陥っていないか
2026年5月26日、参議院環境委員会において「太陽電池廃棄物の再資源化等の推進に関する法律案」の参考人質疑が行われ、杉山大志氏(キヤノングローバル戦略研究所)が参考人として意見を述べた。杉山氏の意見の柱は二つである。第一に、本法案ではリサ...

ビジネス・IT・メディア

ラクをするとはサボることではなく、ムダな作業を減らして本当に価値のある仕事に集中することだと指摘。資料の体裁やメール文面に時間をかけるより、顧客課題や戦略に力を注ぐ人ほど成果を出し、評価されると説いています。

「ラクする人」が出世していく理由を、ようやく理解した(尾藤 克之)

「ラクする人」が出世していく理由を、ようやく理解した
(前回:効率化に挫折する人の共通点は、だいたい一つだ)白状する。昔の自分は「ラクをする人間」が大嫌いだった。定時で帰る同僚を横目に、「あいつ、やる気あるのか」と本気で思っていた。自分はといえば、週末も出社して資料のフォントサイズを0.5ポイ...

AIは知的生産を助ける一方、使う側の思考力や検証力がなければ誤情報を増幅させる道具にもなります。AI任せで考える力を失う人と、AIを使って思考を深める人の差は広がり、知性の格差がさらに拡大すると警鐘を鳴らしています。

AIはバカをよりバカにした(黒坂 岳央)

AIはバカをよりバカにした
黒坂岳央です。AIで「人類の知識が底上げされる」という意見をよく見る。実際、AIの誕生で賢者はより賢くなり、凡庸な能力でも知識や技術へのアクセスがほぼ無料化したことで底上げされている事実は否定しない。だが自分は「愚者を賢者にすることはなかっ...

業績不振に揺れるホンダで、旧経営陣が三部敏宏社長の退陣を迫ったと報じられました。EV戦略の遅れや日産との統合協議の混乱を背景に、社内対立が表面化。創業以来の独立独歩路線と、再建に向けた経営刷新の行方が問われています。

経営危機のホンダでお家騒動:旧経営陣が三部社長に退陣要求(東 慎太郎)

経営危機のホンダでお家騒動:旧経営陣が三部社長に退陣要求
ホンダが深刻な経営危機に揺れている。EV戦略の失敗によって巨額損失を計上し、上場以来初の最終赤字に転落したことで、現経営陣への批判が一気に噴き出した。ついには旧経営陣から、三部敏宏社長の退陣を求める声が上がった。かつてホンダは、創業者・本田...

大人になると、叱責や指摘は「まだ期待されている」サインになります。逆に厳しかった相手が急に優しくなるのは、成長への投資をやめ、静かに距離を置く前兆かもしれません。フィードバックが減る社会では、自分で誤りに気づき修正する力が必要だと説いています。

厳しい人が急に優しくなったら「お別れの時」(黒坂 岳央)

厳しい人が急に優しくなったら「お別れの時」
黒坂岳央です。子供の頃、問題行動をすると叱られる。令和になって学校は叱らなくなったという意見もあるが、少なくとも筆者の子供たちの学校や、クラスメイトが通う塾ではそんなことはなく、「あの先生は怒ると怖い」といったりしているので、子供の世界はあ...

住宅価格の高騰で40年、50年の超長期住宅ローンが広がる中、月々の返済額を抑えられても、人生設計を長く縛るリスクがあると指摘。金利上昇や転職、病気、老後資金への影響を考え、借りられる額ではなく返せる期間で判断すべきだと説いています。

人生を縛り上げる40年、50年といった超長期住宅ローン(岡本 裕明)

人生を縛り上げる40年、50年といった超長期住宅ローン
40年、50年といった超長期ローンを組まざるを得ない人が増えているとされます。理由は「欲しい物件が買えないから」。私からの助言は「買えないなら諦めなさい」です。私が許せる最長の住宅ローンは25年。それは仮に30歳でローンを組んだとして55歳...

スペースXが初値160ドルを付け、宇宙開発企業から巨大金融銘柄へと存在感を広げています。スターリンクの成長や国防需要への期待が評価を押し上げる一方、マスク氏への依存や高すぎるバリュエーションには警戒も必要だと論じています。

スペースXの初値は160ドル:マスク帝国は宇宙から金融市場へ(東 慎太郎)

【更新】スペースXの初値は160ドル:マスク帝国は宇宙から金融市場へ
宇宙開発企業スペースXが新規株式公開(IPO)した。初値は、公募価格は1株135ドルを上回る160ドルだった。時価総額は2.1兆ドルに達し、創業者のイーロン・マスク氏は史上初の「トリリオネア(1兆ドル長者)」​になった(ロイター)。スペース...

科学・文化・社会・一般

国旗損壊罪をめぐる議論を手がかりに、かつて「見たくない権利」を掲げて表現をキャンセルしてきたリベラルが、同じ論理を保守側に利用されていると指摘。自由を守るには、他者の言論を封じる姿勢から決別すべきだと論じています。

それでも、日本のリベラルは「キャンセル」を選んだ(與那覇 潤)

それでも、日本のリベラルは「キャンセル」を選んだ
かねて話題の「自国の国旗損壊罪」の創設に関して、国民民主党の玉木代表が、久しぶりにリベラルなことを言っている。自民党のプロジェクトチーム(PT)がまとめた日本国旗の損壊行為などを処罰する法案について「このままの条文が出てくるなら賛成しかねる...

YOSAKOIソーランは北海道の古い伝統ではなく、1992年に生まれた都市型イベントだと指摘。学校行事に取り入れるなら、地域文化としての魅力だけでなく、騒音や同調圧力、集団演舞が苦手な子どもへの配慮も必要だと論じています。

ヤンキー踊りと呼ばれるYOSAKOIソーランは、なぜ学校行事になったのか(九条 丈二)

ヤンキー踊りと呼ばれるYOSAKOIソーランは、なぜ学校行事になったのか
札幌の初夏を代表するイベント、YOSAKOIソーラン祭りが今年も開催される。大通公園を中心に、派手な衣装をまとった踊り手が、大音量の音楽に合わせて集団演舞を披露する。好きな人にとっては、北海道に元気を与える一大イベントであり、参加者にとって...

北鎌倉の明月院で紫陽花を楽しんだ後、鎌倉の日本料理店「北じま」を訪問。相模湾の魚や葉山牛、旬の野菜を使った繊細な料理を味わい、都内から気軽に行ける鎌倉の小旅行として、初夏の魅力を紹介しています。

紫陽花の明月院から美食の北じまへ。初夏の鎌倉で味わう小さな旅(出口 里佐)

紫陽花の明月院から美食の北じまへ。初夏の鎌倉で味わう小さな旅
出口里佐です。6月最初の週、鎌倉で評判の日本料理店「北じま」を初めて訪れました。せっかく紫陽花の季節ですので、少し早めに家を出て、北鎌倉の明月院にも立ち寄ることにしました。北じまは鎌倉駅、明月院はひとつ手前の北鎌倉駅から徒歩圏内です。20年...

イオンモールで見かける中年男性の服装が「ダサい」とされる理由を、体型変化への無自覚や清潔感、サイズ感のズレから分析。高価な服よりも、自分の体に合った服を選び、髪型や姿勢を整えることが印象改善につながると説いています。

イオンモールのおじさんがダサく見える理由(黒坂 岳央)

イオンモールのおじさんがダサく見える理由
黒坂岳央です。先日、SNSである投稿が拡散された。イオンモールを歩く中年男性を無断撮影し、「ファッションがダサい」とコメントをつけて晒したものだ。投稿を指示する声もあったが、多くは反発を呼んで炎上した。自分自身、休日に子供を連れていくまさに...

Xで拡散した「イオンモールおじさん」批判をめぐる論争を紹介。中年男性の実用的な服装を嘲笑する風潮に対し、ルッキズムやジェンダーの非対称性、他人の外見に過度に干渉する社会の未成熟を問い直しています。

「イオンモールおじさん」ファッション論争が映す中年男性批判のゆがみ(アゴラ編集部)

「イオンモールおじさん」ファッション論争が映す中年男性批判のゆがみ
6月上旬、X上で「イオンモールおじさん」と呼ばれる中年男性のカジュアルファッションをめぐる批判が拡散し、大きな議論となった。地方の田舎のイオンモールでよく見かけるこういう格好の人本当に嫌い pic.twitter.com/SepxKNsxo...

島根県松江市の国宝・松江城を訪ねる旅です。黒い下見板張りの天守が千鳥にたとえられる美しさや、現存天守としての歴史的価値を紹介。城下町の風情や堀川めぐりなど、松江ならではの落ち着いた魅力を伝えています。

国宝五城のひとつ、千鳥と准えられる松江城へ(ミヤコ カエデ)

国宝五城のひとつ、千鳥と准えられる松江城へ
岡山駅に来ました。金曜日の午後、半休を取って岡山駅へ。そこから新型の特急やくもに乗って優雅に山陰へ!と思っていたんですが、仕事で思わぬトラブルが起きて山中電話しまくり。トンネルで何度も遮断されながら業務をこなしました。ちなみに新型やくも、列...

戦略研究は戦争を賛美する学問ではなく、国家間対立や危機管理を冷静に理解するための知的基盤だと指摘。日本の大学でも、安全保障をタブー視せず、国際政治、軍事、歴史、倫理を横断的に学ぶカリキュラムが必要だと論じています。

戦略研究は大学のカリキュラムに取り入れるべきか(野口 和彦)

戦略研究は大学のカリキュラムに取り入れるべきか
皆さんへの質問これから紹介する文章は、ある大学のある授業のシラバス(授業概要)の内容を記したものです。さて、どの大学で教えられている、何という講座でしょうか。「戦略とは何か。それはどのように策定され、どのように適用されるのか。そして、いかな...

コメント投稿をご希望の方は、投稿者登録フォームより登録ください。

コメント

  1. 早川蒼真 より:

    今週ということで2026.06.13に金尾泰之さんが投稿した
    『「旧宮家から養子をとる」って何するの?』に対するコメントです。

    この記事は、皇室の将来という、国の根っこにかかわる大事なテーマを、中学生にも分かるように説明しようとしています。

    まず、賛成できるところから。

    記事が指摘しているとおり、いまの皇室典範という法律の第9条には、「天皇及び皇族は、養子をすることができない」とはっきり書かれています。
    ですから、旧宮家の男子を皇族の養子に迎えようとするなら、まずこの法律を変えなければなりません。
    これは動かしようのない事実で、記事の言うとおりです。

    もう一つ、賛成できる点があります。いま国会でまとまった案では、「養子になって皇族になった本人には、天皇になる資格を与えない」と決められました。
    その子や孫に資格を与えるのかどうか、与えるならいつ、どんな条件でなのか――いちばん大事なところが、まだ何も決まっていません。
    記事が「一番大事なところが空っぽ」と批判するのは、もっともなことだと思います。

    ここまでは、私も記事に同意します。

    しかし、この記事には、見過ごせない大きな問題があります。

    それは、憲法第14条の「門地による差別の禁止」――つまり「生まれた家柄で人を特別あつかいしたり差別したりしてはいけない」というルール――を持ち出しさえすれば、それだけで旧宮家の養子案を完全に否定できる、と書いている点です。これは、法律の考え方として、あまりにも乱暴です。

    なぜ乱暴なのか。憲法に書かれているルールは、いつでも、どんなときでも、100パーセントそのまま通る、というものではないからです。

    世の中では、憲法が守ろうとしている大事なルールどうしが、正面からぶつかり合うことがよくあります。そういうとき、どちらか一方を完全に勝たせて、もう一方をゼロにする、ということはしません。両方の大切さを見くらべて、「ここまでは許す、ここからは制限する」という線を引き、全体としてバランスをとる。これが憲法の使い方の基本なのです。

    分かりやすい例をあげます。「表現の自由」と「プライバシー」です。自由にものを言ったり、本当のことを伝えたりする権利は、とても大切です。でも、だからといって、他人の秘密を何でも勝手に暴いて、世間にばらまいていいわけではありません。この二つの権利がぶつかったとき、「どこまでが許されて、どこからがダメか」を、線引きしていく。憲法とは、もともとそうやって、調整しながら使うものなのです。

    皇室の話も、これとまったく同じ形をしています。

    憲法は、第2条で「皇位は世襲(特定の血筋の人が受けつぐこと)のものである」と定めています。けれど、ここでよく考えてみてください。「世襲」というしくみは、つきつめれば、「ある特定の家系に生まれた人だけを、ほかの国民とはちがう特別な地位にあつかう」しくみそのものです。

    つまり、憲法が認めている天皇制(世襲制)は、第14条の「家柄で差別してはいけない」というルールと、もともとぶつかり合う関係を、中に抱えこんでいるのです。

    それでも憲法は、第2条で世襲をはっきり認めています。

    ということは、ここで本当に問うべきなのは、「家柄が関係するから、全部いっぺんにアウト」という単純な話ではありません。憲法が認めた「皇室」という特別なしくみを守っていくうえで、14条の平等のルールとの兼ね合いの中で、「どこまでの調整なら許されて、どこからが許されないのか」という、むずかしい線引きの問題のはずです。

    ところがこの記事は、いちばん大事なはずのこの「バランスをとる」という視点を、すっぽり落としてしまっています。
    今回の旧宮家からの養子案についても、「門地差別」という言葉だけで、最初から「絶対ダメな抜け道」と切り捨てるのはだめです。
    きちんと議論の土俵にのせて、「いまの憲法と法律の枠の中で、国民が納得できる、きちんとした形に設計できるかどうか」を確かめること。
    それこそが、本当にあるべき態度ではないでしょうか。
    いま日本の国会や専門家の間で行われているのは、まさにこの「憲法上、どこまでの調整なら許されるのか」という、線引きさがしの作業なのです。

    最後に、ひとつ大事なことを書いておきます。

    私は、旧宮家の養子案に何も問題がない、と言いたいのではありません。むしろ、疑問はたくさんあります。皇室を離れてから約80年がたった家系の人を、いまさら皇族として迎えることに、国民が自然に納得できるのか。本人や家族が、本当にそれを望むのか。そして記事も指摘したとおり、「子や孫の継承資格が空白」という大きな穴もあります。こうした、現実にもとづいた具体的な疑問を投げかけ、慎重に検証していくことは、とても健全で、正当なことです。

    問題なのは、そういう本物の論点で勝負するのではなく、「門地差別だからアウト」という、たった一言の決めゼリフで、議論そのものを終わらせようとしている、その書き方です。
    「憲法上の権利どうしはバランスをとる」という基本も無視して、家柄差別の一言で切ってしまうのは、あまりに視野がせまいと言わざるをえません。

    「複雑な話を単純にしすぎて、一つの結論へと読者を誘導すること」は駄目です。
    次の時代をになう若い読者に、皇室の問題を本気で考えてもらいたいのなら、なおさら、一面的な憲法解釈を植えつけるのではなく、
    「14条とぶつかる。それでも天皇制は認められている。ならば、その特別なしくみの中で、養子案はどこまで許されるのか」という、
    いちばん考えがいのある問いこそを、手わたすべきだったのではないでしょうか。