今週のおすすめ記事(2月23日〜3月1日)

アゴラでは日々多くの記事を配信しており、忙しい方にはすべてを追うのは難しいかもしれません。そこで、今週の特に話題となった記事や、注目された記事を厳選してご紹介します。

政治や社会保障を中心に、国際情勢やビジネス、文化に至るまで多岐にわたる内容を網羅。各記事のハイライトを通じて、最新のトピックを一緒に深掘りしましょう!

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政治・経済・社会保障

中道勢力が掲げた「生活者ファースト」は漠然とした理念に終始し、具体的な政策提示が不足していたと分析します。有権者は生活実感に直結する明確な対案を求めており、抽象論では支持拡大に結び付きませんでした。党内の再編や戦略の見直しが不可欠だと論じています。

中道の「生活者ファースト」はなぜ響かなかったのか?(尾藤 克之)

中道の「生活者ファースト」はなぜ響かなかったのか?
「生活者ファースト、くらしを真ん中へ!」立憲民主党と公明党が急きょ結成した中道改革連合は、このスローガンを掲げて衆院選に臨み、167議席から49議席へと歴史的大敗を喫した。ポスターは晴れ渡る青空に白い文字。デザインとしては悪くない。だが、有...

普天間基地の移設先として進められる辺野古計画に対し、米国政府の公式文書で「代替滑走路が決まらない限り普天間は返還されない」と明記されたことを取り上げ、計画の目的と効果に疑問を投げかけています。辺野古移設は当初から明確な軍事的必然性がなく、基地のあり方そのものを見直すべきだと論じています。

辺野古移設は中止して基地のあり方を考え直そう(池田 信夫)

辺野古移設は中止して基地のあり方を考え直そう
「普天間基地は返還されない」というアメリカ政府の文書が話題を呼んでいる。国防総省が2025年9月に政府監査院(GAO)に提出した公式回答で「代替的な滑走路が選定できるまで普天間基地は返還されない」と書いているのだ。国防総省のGAOに対する回...

比例区の得票率分析では、自民党の支持率は過去と比べても高水準ながら「高市人気」や制度上の小選挙区制だけで圧勝を説明できないと指摘します。政党・政治家の選択行動や有権者の投票行動の変化を詳細に見る必要があると論じています。

自民党圧勝を生み出したのは「高市人気」でも「小選挙区制」でもない(菅原 琢)

自民党圧勝を生み出したのは「高市人気」でも「小選挙区制」でもない
突発的に行われた2026年衆院選は自民党が小選挙区をほぼ総取りする圧勝に終わった。日本全土が自民党一色に塗り潰された選挙区地図は、普段は政治に関心が向いていない層を含めて衝撃をもって受け止められ、さまざまな議論を呼び起こしている。もっとも、...

衆院選後の立憲民主党が「市民と野党の共闘」を掲げて日本共産党・社会民主党と並ぶ動きを見せ、党内外から中道支持層の離反を懸念する声が上がっています。中道改革連合としての中道路線と野党共闘の整合性が問われ、支持回復には明確な戦略が必要だと指摘しています。

立憲民主党が共産・社民と再接近で中道は空中分解してしまうのか(アゴラ編集部)

立憲民主党が共産・社民と再接近で中道は空中分解してしまうのか
中道改革連合が衆院選敗北後の立て直しを模索する中、「市民と野党の共闘」再構築を掲げて立憲民主党が共産党・社民党と並び立ったことに対し、党内外から懸念の声が高まっている。とりわけ「中道」層の支持拡大を課題とする立憲民主にとって、共産・社民や「...

日本経済の長期停滞はバブル崩壊だけで説明できず、為替レートの変動や海外投資の拡大による国内資源の空洞化が本質だと指摘します。円安誘導による実質所得低下が生活水準に影響し、構造的な問題が今も尾を引いていると論じています。

長期低迷の「日本病」が始まった原因はバブル崩壊ではない(池田 信夫)

長期低迷の「日本病」が始まった原因はバブル崩壊ではない
戦後日本経済史野口 悠紀雄東洋経済新報社★★★★☆野口悠紀雄氏は、不動産バブルを最初に指摘した経済学者である。株価はバブルと呼ばれたことがあったが、地価をバブルと呼んだのは、彼が1987年に『週刊東洋経済』に寄稿した「バブルで膨らんだ地価」...

高市首相と日銀の植田総裁が会談し、追加の金融緩和策に慎重な姿勢が報じられたことで、金融市場では円安が再び進行しました。政府・日銀の政策スタンスが一致しないとの見方が広がり、為替の変動が家計や企業のコストに波及する懸念が高まっています。政策協調のあり方が改めて注目されています。

高市首相と植田総裁会談「追加利上げに難色」報道でふたたび円安が進行(アゴラ編集部)

高市首相と植田総裁会談「追加利上げに難色」報道でふたたび円安が進行
16日に首相官邸で行われた高市早苗首相と日銀の植田和男総裁の会談をめぐり、24日の毎日新聞報道をきっかけに、追加利上げをめぐる政府と日銀の温度差が浮き彫りになった。これでまた円安・インフレの再燃か。高市首相、追加利上げに難色示す 日銀・植田...

高市政権のインフレ・円安政策で国民は貧しくなる(池田 信夫)

安倍政権の価値観同盟から一転し、トランプ米政権ですら高市政権の軽率な発言や政策運営に困惑していると指摘します。台湾有事発言や国会審議回避姿勢が批判され、世界情勢の不透明さが増す中で日本の自国第一的対応が逆効果を生んでいると論じています。

世界大混乱の元凶トランプ政権すら驚く高市日本の暴走(八幡 和郎)

世界大混乱の元凶トランプ政権すら驚く高市日本の暴走
安倍元首相は自由主義諸国による価値観同盟を提唱したが、もはやトランプ政権の米国は民主主義諸国と価値観を共有しない国になってしまった。そこで、世界各国の首脳は問題は少々あるが、米国よりは相対的にましだと中国にゴマすり競争で先を争って北京詣でに...

高市政権の圧勝は政策内容そのものより、有権者の注意を引く「アテンション・ポリティクス」によるところが大きいと分析します。話題性や感情的訴求が投票行動に影響を与え、具体的な政策評価より注目度の高さが支持拡大を生んだとの見方を示しています。政治コミュニケーションの変質が選挙結果を左右したと論じています。

高市圧勝の正体:ポピュリズムからアテンション・ポリティクスへ(小笠原 泰)

高市圧勝の正体:ポピュリズムからアテンション・ポリティクスへ
今回の圧勝は、参政党が飛躍した前回の参議院議員選挙の世界的な流れである反エリートのポピュリズム(「敵の創出と二分法」「反知性主義と単純化」「カリスマ」)の文脈での解説も見られるが、そもそも、高市氏は確かに右派ではあるが、演説では身の上話が多...

リベラル勢力が支持低迷に陥った背景を、有権者の価値観の変化や政策の抽象性、具体的な成果の欠如で説明します。特定層向けの主張が一般大衆に響かず、生活実感への訴求が弱かったことが支持喪失につながったと分析しています。現実的な政策提示の重要性を説いています。

どうしてリベラルって壊滅したの?と思った時に読む話(城 繁幸)

どうしてリベラルって壊滅したの?と思った時に読む話
先の衆院選ですが、解散決定直後のメディアの予想に反して自民党の圧勝という形に終わりました。その中でも、特にリベラル勢力の壊滅が話題となっています。なぜ彼らは壊滅したのか。本来のそれとは異なる和製リベラルだったからだ、冷戦の空気がいつまでたっ...

年金積立方式の建て直しを掲げる「年金清算事業団」構想は、将来の年金債務約1000兆円をどのように処理するかが焦点です。世代間の負担や財政負担の配分が避けられない一方、単純な積立化では解決せず、制度設計全体の見直しが必要だと指摘しています。債務負担の帰属は政治と社会の重要な議論課題です。

「年金清算事業団」1000兆円の債務を誰が負担するのか(池田 信夫)

「年金清算事業団」1000兆円の債務を誰が負担するのか
入門 社会保障の経済学 (経済学叢書Introductory)鈴木 亘新世社★★★☆☆「社会保障国民会議」ができ、高市首相も「給付と負担のあり方について、全世代を通じて納得感が得られる社会保障の構築に向けた国民的な議論を進める」という姿勢を...

物価高と実質賃金の伸び悩みで家計の生活防衛意識が強まり、消費支出が抑制されています。クリスマス商戦や週末レジャーの消費も落ち込み、非必需支出が特に冷え込んでいると指摘します。減税やバラマキよりも円高・インフレ是正が消費刺激の鍵だと論じています。

インフレで日本の消費動向は冷え切っている(永江 一石)

インフレで日本の消費動向は冷え切っている
マクロ的な日本の景気一般的には日本の景気はゆっくりと回復と言われている。三菱総研の最新のレポートでは2025年度の実質GDPは前年比+0.8%と、2年連続のプラス成長での着地となるだろう。先行き2026年度も国内景気は緩やかな持ち直しが続き...

政府が所得1億円超の高所得者向け税制見直しを進め、最低税率を引き上げる方針が報じられています。しかし高額所得者は税逃れや海外移住の動機を強める可能性があり、税収増どころか逆効果を招く懸念があります。成長阻害や競争力低下にもつながると批判しています。

「1億円の壁」強化で富裕層課税の最低税率引き上げの悪手(アゴラ編集部)

「1億円の壁」強化で富裕層課税の最低税率引き上げの悪手
日本の所得税をめぐり、いわゆる「1億円の壁」の是正を目的としたミニマム課税の強化が2026年度税制改正大綱に盛り込まれた。政府は「税の公平性確保」を掲げるが、投資家や市場関係者からは成長への悪影響を懸念する声が強まっている。これに住民税5%...

国際・エネルギー

米連邦最高裁は大統領の緊急権限に基づく広範な相互関税が憲法違反と判断し、米税関が24日付でこの関税の徴収を停止すると発表しました。15%の相互関税は撤廃される一方、別の通商法に基づく一律10%関税が新たに導入される見通しで、通商政策の法的枠組みが転換点を迎えています。

米連邦最高裁の違憲判決で相互関税が24日で停止され新たな関税措置が発動(アゴラ編集部)

米連邦最高裁の違憲判決で相互関税が24日で停止され新たな関税措置が発動
米連邦最高裁が国際緊急経済権限法に基づく関税措置を違憲と判断したことを受け、米税関・国境警備局が相互関税の徴収停止を正式に発表した。トランプ政権の通商政策は大きな転換点を迎え、日本を含む各国との貿易関係にも影響が及ぶ見通しである。 米税関・...

カナダのカーニー首相が初の来日訪問を行い、インフレ対策や気候変動、自由貿易強化などで日本政府と意見交換する見通しです。世界的な経済・安全保障環境の変化を踏まえ、両国の協力関係の深化や国際課題への共通アプローチが焦点になると論じています。

カナダ・カーニー首相は初来日で何を語るか?(岡本 裕明)

カナダ・カーニー首相は初来日で何を語るか?
カナダのカーニー首相がインド、オーストラリア歴訪後、最終訪問地として日本に来ます。日程は確定していませんが、たぶん、3月5日頃ではないかと思います。高市首相との会談も予定されています。私はカーニー氏がカナダの中銀総裁時代からその手腕を見てき...

米下院でのトランプ政権による一般教書演説が史上最長となり、国境・移民政策や経済安定策を強調しました。一方、中国に対する言及がほとんどなく、昨今の国際安全保障議論とのズレが注目されています。国内向けのアジェンダが優先されているとの分析です。

史上最長の一般教書演説:トランプ政権の姿勢と中国の不在(アゴラ編集部)

史上最長の一般教書演説:トランプ政権の姿勢と中国の不在
24日に行われたトランプ大統領の一般教書演説(State of the Union)は、約1時間48分と歴代最長となったが、その内容は国内政策と中間選挙に向けた政治メッセージが中心であり、中国に対する言及がほとんど見られなかったという特徴が...

再生可能エネルギー偏重のグリーン政策は実体経済の必要性を無視し、化石燃料が依然として現代文明の基盤だと論じます。電力供給の安定性やコスト、供給チェーンの現状を踏まえ、脱炭素政策の理想と現実のギャップが経済・生活に与える影響を批判的に分析しています。

グリーン政策の虚構と現代文明を支える化石燃料の不可欠性(室中 善博)

グリーン政策の虚構と現代文明を支える化石燃料の不可欠性
本稿は、米国のプロフェッショナル・エンジニアであるRonald Stein氏との7回目の共同執筆論文の内容を要約したものである。Global elites who cling to green policies are clueless h...

仙台市が新築建築物への太陽光発電設置を義務化する制度案に対し、2月26日に反対の記者会見が開かれました。人権侵害の疑いがある中国製パネル依存の問題や、導入コスト・経済性・災害対応面の懸念が示され、自治体施策の再検討を求める声が出ています。

仙台市の太陽光発電義務化に反対する記者会見をしました(杉山 大志)

仙台市の太陽光発電義務化に反対する記者会見をしました
仙台市は太陽光発電の建築物への義務化を進めている。東京都、川崎市に続くものだ。制度名称は「新築建築物への太陽光発電導入・高断熱化促進制度」である。環境審議会の答申に基づき、仙台市は来年4月の義務化導入に向け、今年6月の定例市議会に条例案の提...

【言論アリーナ】原子力に新たな夜明けは来るのか 澤田哲生×池田信夫

米国のドナルド・トランプ大統領は、米・イスラエル軍による大規模な対イラン軍事作戦「Operation Epic Fury」を開始したと発表しました。作戦は核・ミサイル施設や指導部を標的とし、イラン最高指導者の殺害情報も含まれ、体制転換を促す意図も示されています。議会承認を経ない軍事行動への批判と地域情勢の緊張拡大の懸念が高まっています。

トランプ大統領、対イラン軍事作戦を宣言(アゴラ編集部)

トランプ大統領、対イラン軍事作戦を宣言
28日、トランプ大統領はアメリカ軍がイランに対して大規模な軍事作戦を開始したことを演説で発表した。大統領は「我々の目的はアメリカ国民を守ることであり、イラン政権からの差し迫った脅威を排除することだ」と述べ、イランを「極めて危険で残虐な集団」...

 

ビジネス・IT・メディア

日本経済新聞は衆院選期間中に中国系とみられる約400のSNSアカウントが高市首相批判を組織的に拡散したと報じました。ただし関連投稿は全体のごく一部にとどまり、選挙結果への影響は限定的との見方もあります。見出しの印象と内容の乖離に対する批判も出ており、報道の読み方が問われています。

日経新聞「中国系400アカウントが衆院選で反高市工作」は羊頭狗肉か?(アゴラ編集部)

日経新聞「中国系400アカウントが衆院選で反高市工作」は羊頭狗肉か?
日本経済新聞が22日付朝刊で報じた、中国系とみられる約400アカウントによる「反高市工作」が議論を呼んでいる。日経はX上の投稿データを独自に分析し、衆院選期間中に高市早苗首相の政権批判を狙った組織的な情報拡散があったと指摘した。日本語投稿や...

時事通信がSNS調査で、フェイク情報の主要な発信源がテレビ番組や映像クリップであると報じました。視聴者の受け取り方や編集の演出が誤解を招きやすい点を指摘し、旧来メディアの責任と情報リテラシーの重要性を改めて問う内容です。メディア環境の変化に伴う報道の課題が浮き彫りになっています。

時事通信が「衆院選フェイク拡散の情報源トップはテレビ」と報道した意味(アゴラ編集部)

時事通信が「衆院選フェイク拡散の情報源トップはテレビ」と報道した意味
8日投開票の衆議院選挙期間中に拡散した偽情報をめぐり、有権者の受け止め方や情報源の実態が明らかになった。時事通信が取り上げた東洋大学の小笠原盛浩教授が実施した調査では、少なくとも半数の有権者が偽情報に接触し、その多くが事実と誤認していたこと...

気体から単結晶ダイヤモンドを合成する技術を有するメーカーの現状を詳述します。大量生産やコストの課題はあるものの、工業・医療用途での需要は高く、研究開発が進んでいます。将来的には希少性を超えた素材としての価値創出が期待されると分析しています。

「気体からダイヤモンドを作る」メーカーの現状(関谷 信之)

「気体からダイヤモンドを作る」メーカーの現状
対米投資の第1弾として「人工ダイヤモンド」が選ばれた。日本が「投資」する6億ドル(約900億円)で、ジョージア州に人工ダイヤモンド製造工場を建設するという。ジョージア州は大統領選激戦州。トランプ氏にとっては、2020年の選挙で敗れ、いまだ選...

みずほフィナンシャルグループはAIを活用し、今後10年間で約1万5000人いる事務職のうち最大5000人分の業務を自動化・効率化すると発表しました。定型的な事務作業をAIが担い、余剰人員は営業支援などへ配置転換する方針ですが、新卒採用抑制や自然退職を組み合わせる見込みで雇用のあり方が大きく変わる可能性があります。

みずほFG、ついにAIで事務5000人削減に着手も行きつく先は採用抑制か(アゴラ編集部)

みずほFG、ついにAIで事務5000人削減に着手も行きつく先は採用抑制か
みずほフィナンシャルグループがAIを活用して事務職員を大幅に減らす方針を固めたことが、複数の大手メディアの報道で明らかになった。人手不足や収益力強化を背景に、金融業界でも本格的な業務自動化が加速している実態が浮き彫りになっている。始まった!...

「ゆる転職」とは大きく職種を変えず、自分の強みを活かしつつ環境を変える軽やかなキャリア戦略です。急激な方向転換や野心的挑戦ではなく、段階的にスキルを磨きながら安定感を保つアプローチが紹介されています。転職成功の新たな考え方として有効だと論じています。

村人のまま、魔王を倒しに行け!ゆる転職という戦い方(尾藤 克之)

村人のまま、魔王を倒しに行け!ゆる転職という戦い方
結論から言う。専門性がなくても、年収は上がる。いきなり何を言い出すのかと思われるかもしれないが、これは実体験から出た確信だ。「転職は人生の一大イベント」「専門性を極めないと稼げない」──そんなふうに考えていた時期が、私にもあった。というか、...

米紙『ニューヨーク・タイムズ』は、故ジェフリー・エプスタインとの関係で米国で批判を浴びた起業家・伊藤穰一氏が、日本の政府主導の国家プロジェクトで戦略リーダーの一人に起用されていたと報じました。MIT時代の辞任後、国内で影響力を回復し先端技術構想に関与していることが注目されています。

NYタイムズ報道:伊藤穰一氏、エプスタイン問題後に日本の国家プロジェクト中枢へ(アゴラ編集部)

NYタイムズ報道:伊藤穰一氏、エプスタイン問題後に日本の国家プロジェクト中枢へ
米紙ニューヨーク・タイムズは26日、故・ジェフリー・エプスタインとの関係で国際的批判を受けた伊藤穰一氏が、日本で再び公的影響力を持つ立場に就いていたと報じた。米国での失脚と日本での再出発同紙によると、伊藤氏はかつてマサチューセッツ工科大学の...

科学・文化・社会・一般

NHK大河ドラマにも登場する「墨俣一夜城」は物語として広く知られていますが、史料を精査すると実際に一夜で築城された事実を裏付ける記録はなく、江戸期以降の創作や脚色が積み重なって定着した伝説だと指摘しています。史実と伝説の形成過程を検証しています。

墨俣一夜城はなかった(前編)(呉座 勇一)

墨俣一夜城はなかった(前編)
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』第7回「決死の築城作戦」(2026年2月22日放送)で、墨俣一夜城の築城が描かれた。しかし豊臣秀吉の輝かしい出世物語として広く日本人に親しまれている「墨俣一夜城」の伝説は、決して歴史的な事実ではなく、江戸時代か...

医療機関で90歳女性が心不全で死亡し、遺族が約2000万円の損害賠償を求めています。高齢者医療の限界や説明責任のあり方、家族の期待と現実のギャップが露呈し、医療・法的責任論と社会保障の課題が交錯する事案として注目されています。遺族側と医療側の対立が現代社会の縮図ともいえると論じています。

90歳女性が心不全で死亡し遺族が2000万円の損害賠償請求は現代社会の縮図か(アゴラ編集部)

90歳女性が心不全で死亡し遺族が2000万円の損害賠償請求は現代社会の縮図か
2024年6月に兵庫県西宮市の谷向病院で入院中だった高齢女性が死亡した事案をめぐり、遺族が医療法人「喜望会」を相手取り提訴した。だが、90歳という高齢や誤嚥後の状況を踏まえると、結果責任を直ちに医療過誤と結びつけることには慎重な検討が必要だ...

高市政権が「強い指導力」を前面に出す一方で、与野党対立の回避や多数決主義が批判され、トルコのエルドアン政治への類似性を指摘します。権力集中や審議軽視が国民主権や立憲主義を損なう恐れを論じ、戦後政治の枠組みの揺らぎを警戒しています。

高市早苗首相は「日本のエルドアン」になるのか(與那覇 潤)

高市早苗首相は「日本のエルドアン」になるのか
衝撃の結果だった2/8の総選挙だが、腰を落ち着けた分析が出揃ってきた。来月刊の月刊誌が本命で、自分もふたつ原稿を入れたけど、いまあるべき視座について、ここでもまとめておこう。前回の2024年衆院選で、自民党(石破茂総裁)が得た比例票は145...

観光地で住民向けと観光客向けに価格差がある「二重価格」について、経済合理性と公平性の観点から議論しています。需要弾力性の違いを利用した価格設定は市場原理に基づく一方、過度な差別化は地域住民の負担や訪日客の不信につながる可能性があると指摘しています。適切な線引きの必要性を論じています。

観光地の二重価格は何処まで許されるか(岡本 裕明)

観光地の二重価格は何処まで許されるか
近年、観光地において二重価格に踏み込むところが増えてきました。賛否両論があるなかでソロソロと踏み出した形ですが、さて、これは何処まで許されるべきか、あるいは本当に二重価格にしなくてはいけないのか、単なるブームに便乗しているところはないのか、...

宮城峡蒸溜所を訪ね、山霧に包まれた自然環境とそこに息づくウイスキー造りの風景を紹介しています。竹鶴政孝の理想と情熱が今も原酒の香りと味わいに宿り、観光と技術の融合が地域文化としての蒸溜所の魅力を高めていると綴っています。

山霧に守られた蒸溜所へ。宮城峡で感じた竹鶴政孝の夢(ミヤコ カエデ)

山霧に守られた蒸溜所へ。宮城峡で感じた竹鶴政孝の夢
東北地方を旅しています。仙台空港に降り立った後、電車を乗り継いでやってきたのは仙台市の山間部にある作並駅。宮城県と山形県の間の山間部は温泉が多く、ここ作並もバスで少し行ったところに作並温泉の温泉街が広がります。温泉が有名な作並ですが、鉄道フ...

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コメント

  1. 早川蒼真 より:

    中道壊滅、リベラル壊滅などの話題がありますが、それについて私の考える事を述べます。

    はじめに断っておくと、ここで用いる「リベラル」とは、政治思想としての本来のリベラリズム全体を指すものではない。
    便宜上、慰安婦問題などに象徴される「過度な自国断罪」に傾きがちな特定のスタンスを指して用いる。

    世の中には、反権威・反体制の文化としての「リベラル」――たとえばパンク文化のような姿勢――が確かに存在します。そこには一貫した思想と覚悟がある。
    しかし、メディアや野党政治家が見せる言動は、それとは質の異なるものに見える。そこにあるのは「手間を省くためのテンプレート」ではないかという違和感だ。

    たとえば野党政治家。
    現状の問題点を丹念に洗い出し、制度設計を詰め、新たな法案を起草する作業は、膨大な労力を必要とする。
    それよりも、「モリカケサクラが〜」「タカイチが〜」とスローガン的に批判していれば、
    短時間で見出しになり、支持者向けのパフォーマンスとしても「コスパ」が良い。そう見えます。

    メディアも同様です。
    面倒な現地取材や裏付け調査よりも、
    適当に“言葉狩り”しておけば、容易にコンテンツを生産できる。
    結果として、作業として回しやすいテンプレートが優先されているように映ります。

    そして人文社会科学系の大学教授。
    テレビや新聞が重用する「人文社会科学系の大学教授のリベラルな識者」の言説は、驚くほど言論の幅が狭く感じられます。
    そこには多様な議論を拒む「言論の幅の狭さ」が漂っている。
    具体的には、次のような主張が“言論の幅が狭く”で語られやすい印象があります。

    * 慰安婦問題における過度な自国断罪
    * 靖国神社参拝への強い攻撃
    * 過度な戦争責任の強調
    * 特定秘密保護法への一律反対
    * スパイ防止法への一律反対
    * 憲法改正への一律反対
    * LGBT政策の“過激化”を良しとする語り口
    * ウイグル・チベットなどの人権問題への沈黙
    * 外国人参政権の積極推進
    * 自衛隊を一貫して「違憲」とする主張
    * 防衛費増額への絶対反対

    ※これらの傾向については、保守系メディアを中心に「海外からの影響やロビー活動の可能性」を指摘する論調が繰り返し見られる点も付記しておく。

    ここからが本題です。
    こうした偏った主張が、テレビや新聞という「一定の権威」を纏って社会に流通すると、社会はどう反応するのか。

    【昔々】
    多くの国民は、真偽を自分で確かめる術がほとんどありませんでした。
    情報源はテレビと新聞だけ。反対意見に触れることはなく、プロパガンダが容易に機能した。
    一部の人が「ゴーマニズム宣言」などで別視点に触れていました。

    【10年くらい前】
    違和感を覚えた人は、Googleで検索するようになりました。
    2ちゃんねるのまとめサイトなどを入口に、賛否両論や別角度の情報へアクセスできるようになった。
    ただしこの段階では、「自ら疑問を持ち、能動的に探しに行く人」しか、多様な視点に辿り着きにくかった。

    【今】
    YouTubeが状況を一変させた。
    政治的話題の“反論動画”や“検証動画”が自動でおすすめ動画となるようになったのです。(つまり例えば「高市さんのギフト問題は問題無し」みたいな動画)
    他にも高橋洋一チャンネルのようなところで話題として取り上げられ、他にもagoraなどにて多様な視点に辿り着いた。

    その結果、かつてのように「情報を押さえて国民をコントロールする」型――かつてプロパガンダが機能した時代の論理の発想――は、成立しにくくなりました。
    今は、野党政治家が発言すれば、数時間後には「特大ブーメラン」系の検証動画や切り抜きが並ぶそういう時代です。
    だからこそ、かつての“楽に回るリベラルのテンプレ”は、以前ほど通用しなくなっている。私はそう感じています。

    これがリベラル衰退の原因の1割くらいを占めていると私は思います。