アゴラでは日々多くの記事を配信しており、忙しい方にはすべてを追うのは難しいかもしれません。そこで、今週の特に話題となった記事や、注目された記事を厳選してご紹介します。
政治や社会保障を中心に、国際情勢やビジネス、文化に至るまで多岐にわたる内容を網羅。各記事のハイライトを通じて、最新のトピックを一緒に深掘りしましょう!
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政治・経済・社会保障
立花孝志氏襲撃事件などを踏まえ、筆者は日本の選挙運動を抜本的に見直すべきと主張します。街頭演説や選挙カーなどは非効率で危険も伴い、ネットや冊子で政策を伝える欧州型に移行すべきだと提案。安全確保と税金の有効活用のため、時代に合った方法が求められています。

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加藤財務相は日本が「デフレを克服していない」と主張しましたが、実際には日本のインフレ率はG7で最も高く、物価上昇は国民生活に深刻な影響を与えています。減税や財政出動が続く中、抜本的な財政改革の必要性が高まりつつあると指摘されています。
加藤財務相、G7トップのインフレ率でも「日本はデフレを克服していない」と強弁(アゴラ編集部)

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れいわ新選組が若年層を中心に支持を広げる中、筆者は山本太郎氏の経済政策を「インフレと統制経済を招く危険なポピュリズム」と批判。彼のカリスマ性と単純な主張がナチス台頭時のヒトラーを連想させると警鐘を鳴らし、政権参加のリスクに懸念を示しています。

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外国人が日本で高額医療を安価に受ける仕組みが指摘されています。ビザ取得後に住民票を登録し健康保険証を得ることで、高額医療費制度を利用でき、実質的に数十万円で1億円超の治療が可能に。制度の抜け道や監視の甘さが問題視されています。

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コメ価格の高騰は、農水省による誤った作況指数や統計手法の不備が原因と指摘されています。収穫量の過大評価により市場が混乱し、信頼性が失われました。筆者は、科学的で透明性ある調査手法への転換と、農家主導の統計構築が必要だと強く訴えています。
コメの価格が壊れた日:コメ高騰の元凶は農水省だ!(浅川 芳裕)

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インフレを4%維持すれば政府の実質債務を大幅に削減できるという「インフレ税」は、痛みを伴わず資産全体に課税できる理想的な手段とされます。ただし、投資家心理に依存する不安定な政策で、失敗すればハイパーインフレに至る危険も。政府の信用と統制力が鍵となります。
ブランシャールもシムズも提案した「インフレ税」は可能か(池田 信夫)

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元明石市長の泉房穂氏は、2023年に国民民主党から共同代表就任の打診を受けていたと明かしました。自公与党との連立が前提だったため辞退したとし、参院選に無所属で出馬予定です。れいわ新選組との共闘の可能性にも言及し、発言が波紋を広げています。
泉房穂氏「国民民主党共同代表」打診の過去を暴露、れいわとの共闘も?(アゴラ編集部)

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泉房穂氏が、国民民主党から共同代表や閣僚ポストの打診を受けたとSNSで暴露し、物議を醸しました。タイミングや内容から双方にとって不利益であり、政治慣習を無視した行為と批判されています。この発信により「怖い人認定」されかねないと筆者は懸念を示しています。

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石破首相は参院選を前に「強力な物価高対策」を表明し、コメやガソリン補助を打ち出しましたが、一方で財務相は「日本はデフレを克服していない」と発言。政府内での言葉の使い方や政策の整合性に混乱が見られ、実効性ある経済対策よりも選挙対策が優先されているとの批判が出ています。
「デフレ克服していない」日本で「強力な物価高対策」とは?(アゴラ編集部)

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今週のVlogです。
国際・エネルギー
トランプ氏はウクライナ戦争の停戦を巡り、当事国のウクライナを十分に関与させずロシアとの交渉を進める姿勢が批判されています。公平や正義より「ディール」に重点を置く彼の外交は非人道的とされがちですが、現実的な停戦を優先するアプローチとも受け取られています。

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英仏が提案するウクライナ向け「欧州平和維持軍」構想は曖昧で、国内外から批判が高まっています。英軍内部からも「保証軍」との指摘があり、フランスは国連PKO案への転換も示唆。中国の参加報道も否定され、構想の実現性は低く、日本も感情論でなく冷静な分析と体制整備が求められています。
漂流する英仏の欧州軍「自称平和維持軍」ウクライナ派遣構想(篠田 英朗)

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アメリカ軍によるフーシ派攻撃計画が、誤って記者をグループチャットに招待したことで事前に漏洩しました。チャットには主要幹部が参加し、機密性の扱いが軽視されていたことが発覚。トランプ政権の情報管理の杜撰さと、政権内の意見対立が改めて浮き彫りになりました。
国防総省のフーシ派攻撃の作戦情報が漏えい:誤って記者をグループチャットに招待の前代未聞(アゴラ編集部)

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米大統領補佐官ウォルツ氏が誤って記者をグループチャットに招待し、フーシ派攻撃計画を漏洩。対象記者は反トランプで知られ、ウォルツ氏の忠誠心が疑問視されています。過去に面識がある証拠も出ており、情報管理のずさんさと政権内の不信が問題視されています。
記者に攻撃計画を漏洩したウォルツ米大統領補佐官は実は隠れ反トランプだった?(アゴラ編集部)

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ゼレンスキー大統領は、戦争の重圧の中で心理的負担を抱えつつも、プーチン大統領との「個人的対決」構図を強調し続けています。若さや正義を武器に欧州の支持を得ようとする姿勢には、限界や焦りも見られ、心理状態の変化が今後の戦争の行方に大きく影響すると指摘されています。

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ドイツ情報機関BNDが武漢ウイルス研究所起源説を裏付ける機密資料を専門家に説明し、自然発生説を支持していたドロステン教授も「衝撃を受けた」と発言。内容の詳細は非公開ですが、教授の発言は立場の転換を示唆し、科学と機密の関係性が改めて問われています。
ドロステン教授は「新型コロナウイルスの機密文書」の何に衝撃を受けたのか(長谷川 良)

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ミャンマー中部でM7.7の地震が発生し、国内では144人が死亡、タイ・バンコクでは長周期地震動により高層ビルが倒壊し7人が死亡、80人以上が行方不明となっています。地盤の弱さや非耐震設計も被害拡大の一因とされ、国際支援が呼びかけられています。
ミャンマー大地震、長周期地震動の影響でタイの高層ビルが倒壊(アゴラ編集部)

ビジネス・IT・メディア
区分マンションで、理事長が委任状を利用して総会を実質支配し、修繕費の水増しなどで資産を不正利用する「管理組合乗っ取り」が増加しています。理事就任を避けがちな所有者心理が悪用されており、総会出席や議事録確認など、所有者の積極的な関与が防止の鍵とされています。

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サトウ食品は、米不足による需要急増に対応できず、パックご飯17商品の販売を正式に終了すると発表しました。今後も一部商品を休売し、主力製品に集中する方針です。常備食としての需要増や高齢化に伴う利用拡大が背景にあり、他社製品への需要集中も懸念されています。
コメ不足のあおりを受け「サトウのごはん」が17商品の販売を終了?(アゴラ編集部)

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掃除ロボット「ルンバ」で知られるiRobot社は、軍需部門の売却と消費者向け事業への集中により事業が単一化。結果、競争力や収益性が低下し、経営危機に直面しています。物言う株主の意向に従った経営判断が裏目に出た形で、企業の持続性と多角化の重要性が問われています。
物言う株主に屈したルンバ(iRobot社)の誤算(関谷 信之)

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東京都心6区の中古マンション価格が25カ月連続で上昇し、70㎡あたり平均1.5億円を突破しました。富裕層や投資家の需要が背景にある一方、周辺エリアでは価格下落も見られ、都心内でも二極化が進行。若年層の負債増加や金利上昇リスクも指摘されています。
東京都心の中古マンション、25カ月連続上昇で1.5億円台に:都心でも二極化が進む(アゴラ編集部)

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日本のマーケティングは新製品の多さが特徴ですが、ブランドが乱立し定着しづらい側面もあります。一方、カップヌードルのように一貫したブランドで多様性を展開する成功例も。筆者は、海外戦略やブランド継続性を重視すべきだとし、日本企業の「もったいない」現状を指摘しています。
日本のマーケティングはユニークか?:カップヌードルが上手に展開している理由(岡本 裕明)

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富士通が新卒一括採用を廃止し、通年・職務別採用へ移行することで、「新卒至上主義」が見直されつつあります。これにより多様な人材が対象となり、採用や処遇の判断は事業部に移る可能性が高まります。人事部の権限縮小や企業文化の変化にもつながる大きな転換点です。
新卒一括採用を廃止すると何が起こるの?と思った時に読む話(城 繁幸)

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「優しい上司」が必ずしも部下にとって良いとは限らず、真の優しさとは長期的な成長を促す厳しさであると対談で語られます。リーダーは明確な期待と適切な負荷、自己成長を通じて部下を導くべき存在であり、短期的な快適さよりも将来を見据えた支援が求められています。
【対談】これからのリーダーと部下における理想と現状の関係性について(黒坂 岳央)

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フジテレビと親会社FMHは、中居正広氏のトラブル対応を巡る批判を受け、長年影響力を持ってきた日枝久取締役相談役の退任を発表しました。経営陣の大幅な入れ替えで若返りと企業風土の刷新を図りますが、「遅すぎる」との批判もあり、今後のガバナンス体制が問われています。
ガバナンス不在の30年、フジテレビが日枝久 取締役相談役の退任を発表(アゴラ編集部)

科学・文化・社会・一般
自由が丘緑道沿いにオープンした焙煎コーヒー店「豆虎」は、20種以上の豆を選べる本格派。濃厚なモカリッチソフトとコーヒーのセットは、大人の甘さが魅力です。桜並木を眺めながら楽しむひとときは、春のご褒美時間として心も癒されます。
自由が丘緑道に香る、焙煎仕立ての贅沢コーヒー時間「豆虎」(出口 里佐)

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アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされたトランス女性俳優が、過去の差別発言により事実上“キャンセル”され、支持を失った事件を通じて、「差別される側ゆえの免責」ではなく、誰もが等しく責任を問われる時代に変化したと筆者は論じています。
トランスジェンダー女性は、もう「無敵」でなくなったのか(與那覇 潤)

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結婚相談所でのお見合いは高級ホテルが主流ですが、プロフィール写真の「盛りすぎ」により当日相手が分からないケースもあります。相談所は成約率向上のため写真加工を勧めることもあり、契約内容やトラブル対策を理解したうえで慎重に利用すべきだと筆者は警鐘を鳴らしています。
女優のような美人には出会えない?婚活でやりがちなNG行為とは(尾藤 克之)

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旧統一教会への解散命令は、宗教が人の心に入り込む影響力の大きさと、それを悪用した問題の深刻さを浮き彫りにしました。信仰の自由は大切ですが、不当な金銭集めなどが行われる場合、宗教法人としての在り方を見直す必要があると筆者は指摘しています。

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名古屋・高岳で、ソメイヨシノより早く咲くオオカンザクラの桜並木を満喫しました。沿道には文化財的建築物も点在し、歴史と春の風情が融合した散歩コースとなっています。花と街並み、両方を楽しめる早春の名古屋の魅力が紹介されています。
